安心のサインが届く整体|自律神経とポリヴェーガル理論に基づく心と体へのアプローチ

ゆれても、また戻れる体へ。安心のスイッチが入る整体を届けたい

「最近、肩こりがひどい…」

「呼吸が浅くて苦しい気がする」

「やる気が出ないし、寝てもスッキリしない」

 

そんな声をよく聞きます。

でもそれ、本当に“性格の問題”なのでしょうか?

 

実は、こうした不調の背景には

神経のクセ(反応パターン)が隠れていることがあります。


健康とは「症状がないこと」ではない

ポリヴェーガル理論では、健康とは「まったく症状がない状態」ではなく、

ストレスに反応しても、また穏やかに戻ってこられる力だとされています。

 

たとえば、

 

◇イライラしたあとに落ち着ける

 

◇緊張したあとにちゃんとゆるめられる

 

◇びっくりしたあとにまた笑える

 

こんなふうに、「揺れても戻れる」ことが、神経の健康なんです。


安心を伝える“セーフティキュー”とは?

では、どうすれば神経が「安心していい」と感じられるのでしょうか?

 

それが、セーフティキュー(安全のサイン)と呼ばれるもの。

 

たとえば、

 

◇声のトーンがやさしい

 

◇表情があたたかい

 

◇触れ方が丁寧でやさしい

 

◇アイコンタクトが自然

 

こういった“ふるまい”のひとつひとつが、

脳と神経に「いまは大丈夫」「安全だよ」と無意識のうちに伝えてくれるのです。

 

逆に言えば、どんなに優しい言葉をかけても、

声や表情に安心感がなければ、神経は緊張してしまいます。


整体で「戻る力」のリハビリ

ここはな整体院で行っている整体は、

単に筋肉をほぐしたり、骨格を整えることが目的ではありません。

 

それよりも大切にしているのは、

「安心をくり返し届けること」です。

 

・やさしい声のトーン

 

・無理のない押圧や矯正

 

・話さなくても安心できる空気感

 

それらすべてが、

あなたの神経に「もう、がんばらなくていいよ」と

伝わることを願って施術しています。

 

人の体は、急に変わろうとするよりも、

“何度も安心する”ことで少しずつ整っていきます。


「がんばれ!」より「戻ってきていいよ」

私が大切にしている言葉は、

「がんばれ!」ではなく、

「あなたには、戻ってくる力があるよ」

というメッセージです。

 

神経は「安心」さえ感じられれば、

自分で整っていく力を取り戻せます。

 

だから整体師の仕事は、

“治す”のではなく、“戻る道を思い出してもらう”こと。

 


実際にこんな声をいただいています

たとえば、逆子の妊婦さんに施術したとき、

結果としてはお力になれなかったことがありました。

 

でもその方は、こうおっしゃってくださいました。

 

|「先生に会えてよかったです」

|「なんか安心できました」

 

この言葉が、私にとっての大きな原動力です。

 

症状がすぐに良くならなくても、

「安心」や「つながり」が届くことに意味がある。

 

それこそが、整体の原点なのだと私は考えています。


最後に

体も心も、「戻る力」を持っています。

ただ、現代のストレスフルな環境では

その力がうまく働かないことがあるだけ。

 

整体は、その“戻る力”にそっと寄り添う仕事です。

 

あなたの神経が、「ここは安全だ」と思える場所。

安心のサインが、ちゃんと届く施術。

 

ここはな整体院が、そんな場になれたら嬉しく思います。