脊髄反射と足つぼマッサージ
「足つぼが内臓に効く」なんてことを聴いたことがあるかもしれません。
実感したことのある人もいれば、そんなの効くワケねぇだろという人も居ると思います。
果たして足つぼは効くのでしょうか??
足つぼマッサージをして内臓に変化が起こる反応を【体性ー自律神経反射】(たいせいーじりつしんけいはんしゃ)といいます。
その体性ー自律神経反射は2つに分けられ、1つが”上脊髄反射”、もう1つが”脊髄反射”と呼ばれます。
どっちから説明するとわかりやすいのか(;^ω^)
まずは、
【脊髄反射】
足つぼマッサージをしたときの体性ー自律神経反射の脊髄反射について説明します。
足つぼマッサージは当たり前ですが足を刺激(マッサージ)します。
青竹踏みでも小さな石ころでも足を刺激すると腰椎や仙椎に情報が入ります。
その刺激が形を変え(シナプスを変え)腰椎(腰髄)や仙椎(仙髄)が担当する内臓器に反応を起こすそれが足つぼマッサージをしたときの体性ー自律神経反射です。
足の神経は腰周辺から出ていて、首や上部胸椎からは繋がっていませんので、足つぼマッサージをしても心臓や胃に脊髄反射は起こしません。
それだけをピックアップすると、足つぼマッサージで胃がよくなるのはありえない!と言えます。
一方、腰や仙椎は直腸や膀胱と繋がっていますので、足つぼマッサージをするとその体性ー自律神経反射の副交感神経性の反応で排泄が促され、人によっては足をマッサージしている間に便意を催す方もいらっしゃるほどです。
子宮にも繋がっていますので生理痛にも効果的なのも頷けます。
足つぼマッサージの上脊髄反射
足つぼマッサージが内臓に効く仕組みはいま説明した脊髄反射だけではありません。
もうひとつの体性ー自律神経反射、つまり上脊髄反射があります。
【上脊髄反射】
特に手足を刺激したときに強く出る反射で、いったん脳を介して全身性に起こる反射です。
足をマッサージした刺激が腰椎や仙椎から脊髄に入って一旦脳へ上がり、その後下行して胃や心臓に影響することができます。
その反応のことを上脊髄反射といいます。
これが足つぼが内臓に効く反射のもう1つです。
この体性ー自律神経反射は全身性に内臓反応が作用するので、足つぼマッサージで胃がよくなる!と言えます。
全身に作用する一方、脊髄反射のような分節反射と違い特定の内臓器の狙い打ちはしにくいかもしれません。
ですが、胃や心臓や肺など、足の脊髄反射が起こらないハズの内臓器にまで影響を及ぼすことができる反射が上脊髄反射です。
さらに、足つぼマッサージの腰部・骨盤の反射と比べて距離が長い分、反応が現れるまでにも時間が掛かります。
今ご紹介した足つぼマッサージのこの2つの反応だけでも、すぐに出る反応、少し時間のかかる反応があることがわかりますね(^_-)-☆
重心と重心支点の足つぼマッサージだから効く
物体には重心とそれを支える重心支点があります。
その2つはセットです。
普通、テーブルや棚の重心は固定されているので重心支点も定まっています。
私たち人間(動物)は常に身体を動かしていますが、それは重心の移動をしています。
右に左に、前に後ろに…。
そのたびに支点も移動しています。
立って二足歩行で生活しているので足に支点が多くあつまる傾向があります。
おそらく反射区表のそれは重心支点ではないかと思うぐらいです。
毎日1日中座っているとお尻に重心支点が集まっていてもおかしくありません。
この重心や重心支点が偏って固定されている様子が【身体の歪み】です。
内臓は身体に内蔵されています。
完全にクチャッと潰されることはありませんが、身体が歪むと内臓も歪んで(圧迫されて)機能が変化します。
この重心と重心支点の関係を足つぼマッサージで動かしてあげることができます。
そうすると、上で紹介した体性ー自律神経反射以外の仕組みで足つぼが内臓に影響を与えることになります。
固定された重心と重心支点は必ずセットですので、足の重心支点を刺激してあげると上体の歪みが変わって内臓機能が変化するので、足つぼマッサージが内臓に効くといえます。
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